会長あいさつGreeting

石川県眼科医会会長 牛村 繁

石川県眼科医会会長
牛村 繁

石川県眼科医会のホームページにアクセスしていただき、誠にありがとうございます。石川県眼科医会は昭和23年12月に発足し、令和4年4月1日現在、石川県で眼科診療を行なっている135名の医師で組織されています。

石川県眼科医会の主な活動は、公益社団法人日本眼科医会と連携して、社会に対して適切な眼科医療の啓発を行なうことです。最近では、弱視の早期発見に力を入れており、3歳児健診における屈折検査の導入の各市町への働きかけや、幼稚園、保育園、認定こども園での視力検査の重要性を訴える活動をしています。また、コンタクトレンズの正しい装用方法や眼鏡処方に関する啓発活動もおこなっています。

近年、眼科診療は、めざましい進化を遂げています。白内障手術は、小切開で行なわれ、多焦点レンズや乱視用の眼内レンズが開発され、以前に比べ術後の視力改善は格段に進歩しています。また日本で失明原因の第1位となっている緑内障では、眼圧を下げる点眼薬が多数開発され、レーザー治療や手術方法もどんどん改良が重ねられています。さらに失明する危険性のある糖尿病網膜症や加齢黄斑変性などの黄斑部疾患に対しては、抗VEGF剤の硝子体注射により、失明を防ぐための治療法が開発されました。診断技術に関しても、OCT(光干渉断層計)や超広角眼底カメラなどの開発により、診断能力は以前に比べて向上しています。

このような最新の医療を受けていただけるように、会員一人ひとりが日々研鑚を積んで、目の健康を守るために努力しておりますので、今後ともご指導ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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